介護福祉士実務者研修

【2024年最新】実務者研修を受講するためには受験資格は必要か?

監修者シカトル編集部
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介護業界へ就職や転職を考えている方は、就職・転職前に介護の資格の取得を考えている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、実務者研修の概要、受験資格、他の介護資格との関係性、受講するメリット、スクールの選び方などについて説明します。ぜひご一読ください。

実務者研修とは?

まずは、実務者研修の概要について説明します。
実務者研修は、幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力の習得を目指し、以下のようなカリキュラムを学習します。

科目名称時間
人間の尊重と自立5
社会の理解Ⅰ5
社会の理解Ⅱ30
介護の基本Ⅰ10
介護の基本Ⅱ20
コミュニケーション技術20
生活支援技術Ⅰ20
生活支援技術Ⅱ30
介護過程Ⅰ20
介護過程Ⅱ25
介護過程Ⅲ(スクーリング)45
発達と老化の理解Ⅰ10
発達と老化の理解Ⅱ20
認知症の理解Ⅰ10
認知症の理解Ⅱ20
障害の理解Ⅰ10
障害の理解Ⅱ20
こころとからだのしくみⅠ20
こころとからだのしくみⅡ60
医療的ケア(講義・スクーリング)50※
合計時間450

※医療的ケアは講義50時間とは別に実技演習を修了する必要があります。
引用元:厚生労働省「実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について」

それでは、一部の学習内容をご紹介します。

【コミュニケーション技術】

利用者、家族、チームスタッフとのコミュニケーションについて学習します。利用者・家族との接し方、会話の中からニーズをくみ取る技術、認知症などの症状により意思疎通が難しい方とコミュニケーションなどを学習します。
また、介護の現場では多職種によるチームでケアを提供します。他の職種との情報共有の方法などについて学ぶこともこのカリキュラムの大事な目的の一つです。

【生活支援技術ⅠⅡ】

利用者への生活支援、介護技術、環境整備、福祉用具の活用方法などについて学びます。実務に直結する内容が中心です。

【介護過程ⅠⅡⅢ】

利用者ひとりひとりに適切なサービス提供するために必要な介護過程について学習します。情報収集・アセスメント・介護計画立案・モニタリング・介護計画の見直しなど、多職種のチームで介護過程を展開する際の介護職員の役割について理解することが目的です。

実務者研修の受講に必要な資格とは?

実務者研修を受けるために必要な資格は特にありません年齢、性別による制限もありません
実務者研修は、介護職員初任者研修を修了して実務経験を積んでいる方が受講することが多いですが、介護未経験・無資格で受講する方もいらっしゃいます。介護について基礎から学べるカリキュラムになっているため、未経験・無資格の方も気後れすることなく受講しましょう。

他の介護の資格があると科目が一部免除

実務者研修は、他の介護の資格を取得していると、受講科目が一部免除されます。資格ごとの免除される科目は以下の通りです。

科目名称時間初任者研修ヘルパー1級ヘルパー2級ヘルパー3級介護職員基礎研修
人間の尊重と自立5-----
社会の理解Ⅰ5-----
社会の理解Ⅱ30--
介護の基本Ⅰ10----
介護の基本Ⅱ20---
コミュニケーション技術20--
生活支援技術Ⅰ20-----
生活支援技術Ⅱ30----
介護過程Ⅰ20----
介護過程Ⅱ25--
介護過程Ⅲ(スクーリング)45-
発達と老化の理解Ⅰ10--
発達と老化の理解Ⅱ20--
認知症の理解Ⅰ10---
認知症の理解Ⅱ20--
障害の理解Ⅰ10---
障害の理解Ⅱ20--
こころとからだのしくみⅠ20----
こころとからだのしくみⅡ60--
医療的ケア(講義・スクーリング)50※
合計時間4503209532042050
※医療的ケアは講義50時間とは別に実技演習を修了する必要があります。

引用元:厚生労働省「実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について」

介護職員初任者研修を修了している方は、130時間の免除となり、320時間の受講時間となります。また、すでに廃止になっている介護職員基礎研修を修了している方は、400時間が免除となり、医療的ケア50時間を受講すると、実務者研修を修了できます。(医療的ケアの演習を除く)
他の介護の資格を取得している方はこれまでに学んだ知識や経験を活かすことができる仕組みになっています。

実務者研修を受講するメリット

実務者研修を修了することで得られるメリットをご紹介します。

介護福祉士の受験資格となる

国家資格である介護福祉士を取得するためには、国家試験の受験資格を得て、国家試験に合格する必要があります。働きながら国家試験の受験資格を得るルートとして、実務経験ルート(実務経験3年以上と実務者研修の修了)がありますので、実務者研修を修了しておくことはメリットになります。
介護福祉士は介護職として唯一の国家資格のため、介護業界において信頼が大きく、介護職でキャリアアップしていくためには欠かすことができない資格です。

サービス提供責任者の任用要件になる

実務者研修を修了すると、訪問介護事業所のサービス提供責任者の任用要件を満たします
サービス提供責任者は、訪問介護計画の作成やホームヘルパーへの指導など、訪問介護事業所において中心的役割を担う職種で、法的にも配置が義務付けられています。訪問介護事業所においてサービス提供責任者になることはキャリアアップすることであり、給料などの待遇面が良くなるというメリットがあります。

給与のアップにつながる

厚生労働省が発表している「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、実務者研修修了者の給与は、無資格者、介護職員初任者研修修了者と比較すると高くなっています
また、実務者研修修了後に介護福祉士を取得することで更に平均給与が上がっていますので、実務者研修をきっかけに更なるキャリアアップを目指す方もいらっしゃいます。

実務者研修を受講するスクールの探し方

実務者研修を受講できるスクールは全国各地に多数ありますので、その中から皆さんが自分に合ったスクールを探すときのポイントについて説明します。

スクール選びのポイント

実務者研修は、通信と通学を組み合わせて受講する「通信コース」を実施しているスクールが多く、すべて通学で受講する「通学コース」を実施しているスクールは少ない状況です。どちらのコースでも研修を修了するためにはスクールへの通学が必要な科目があります。そのため、まず『通いやすい立地であること』が挙げられます。合わせて、仕事をしている方は、『休日と通学スケジュールが合うこと』、受講できなかった時に違う日に『振替受講ができること』などが挙げられます。
また、『受講料が安いこと』や『就職の支援』などもスクール選びのポイントになるでしょう。

比較して選ぼう

上記で挙げたポイントを参考に、お近くの実務者研修を実施しているスクールを比較検討しましょう。受講料を始め、スクールによってその特色は様々です。
しかし、1件1件のスクールから資料を取り寄せるのは手間と時間がかかります。そのような時は、『お住まいの地域のスクールの資料を一括請求できるシカトル』が便利です。

まとめ

実務者研修について説明してきましたが、おわかりいただけましたか?
実務者研修は無資格の方でも受講できる研修です。介護職員初任者研修をすでに修了している方は一部科目免除を受けられます。これから介護職として就職する方や介護職としてキャリアアップを考えている方にはおすすめの研修になりますので、ぜひこの機会に受講をご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

介護福祉士実務者研修とは?資格の取得方法やメリット、講座の選び方

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