介護予防

【2025年最新】介護予防運動指導員とは?資格の取得方法やメリット

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監修者シカトル編集部
公開日
更新日

介護予防とは、「要介護状態の発生をできる限り防ぐ、または遅らせること」「要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」を指します。人生100年時代と言われる現代で健康的な老後を送るには、介護が必要ない状態を保つこと、または介護が必要な状態になっても悪化させないことがとても重要なのです。国や自治体でも介護予防の取り組み強化や推進を行っているため、介護職員や今後介護の仕事に従事したい方は「介護予防」の観点も取り入れることが必要とされるでしょう。

この記事では、介護予防運動指導員などの資格や取得メリット、仕事内容、就職先などを詳しく紹介します。

介護予防運動指導員とは?

介護予防運動指導員の資格や受講費用、受講期間について詳しく紹介します。

【概要】
介護予防運動指導員とは、介護予防のプログラムを作成し、筋力や口腔機能向上トレーニング、運動指導などを行うことで高齢者の健康的かつ自立した生活のサポートを行う職種のことです。トレーニングや運動指導以外にも、栄養や口腔ケアなど幅広く介護予防の指導を行い、高齢者の生活の質(QOL)向上に貢献します。介護予防運動指導員の資格は「地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター」が認定を行っています。
介護予防運動指導員は受講要件を満たした上で研修を受講し、修了試験に合格することで取得できます。カリキュラムの一部はeラーニングでの受講も可能です。(講座の種類は各スクールによって異なります。)

【受講費用】
受講費用の相場は6万円~9万円ほどです。

【受講期間】
通学講座:約1ヶ月
通信講座・eラーニング:通学は2日~3日。(別途自宅での学習時間が必要です。)

※参考:地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター「介護予防運動指導員養成事業について」

介護予防運動指導員の仕事内容は?

介護予防運動指導員の主な仕事内容は以下の通りです。

・介護予防プログラムの作成
・筋力向上、口腔機能向上トレーニングの実施
・運動指導
・トレーニング効果の事後評価 など

介護予防運動指導員の仕事とは、一人ひとりに合わせた介護予防プログラムを作成し、筋力向上や口腔機能向上トレーニングの実施や運動指導を行うことです。他にも転倒予防や尿失禁予防のための体操、食事の偏りによって身体や骨に影響が出ないよう栄養指導なども行います。実施したプログラムの効果を事後評価することも重要で、効果が出た場合は他の医療や保険、福祉などの専門職と共有・連携も行います。

介護予防運動指導員の取得方法は?

介護予防運動指導員になるには、受講要件を満たした上で研修を受講し、修了試験に合格する必要があります。介護予防運動指導員の取得方法について詳しく紹介します。

介護予防運動指導員の受講要件

介護予防運動指導員の講座を受講するには、以下の要件を満たす必要があります。

・初任者研修修了者、実務者研修修了者で実務経験2年以上の方
・介護職員基礎研修課程修了者、訪問介護員2級以上で実務経験2年以上の方
・介護福祉士などの資格取得者

※医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、歯科衛生士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、介護支援専門員、健康運動指導士等。養成校等の卒業見込みかつ資格取得見込み者も含まれます。

※参考:地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター「介護予防運動指導員養成事業について」

介護予防運動指導員のカリキュラム

全33時間(24科目)のカリキュラムを受講した後、各スクールにて修了試験を実施します。介護予防運動指導員のカリキュラムは以下の通りで、カリキュラム内の「講義」はeラーニングでの受講が可能です。(講座の種類は各スクールによって異なります。)

科目名形式時間
1老年学 講義0.75
2老年病学特論講義1.5
3介護予防概論講義0.75
4地域づくりによる介護予防論講義0.75
5高齢者の社会参加と介護予防講義0.75
6介護予防・日常生活支援総合事業と介護予防コーディネーション講義0.75
7行動科学特論講義1.5
8介護予防評価学特論
介護予防評価学実習
講義
実習
1.5
1.5
9介護予防統計学講義1.5
10リスクマネジメント講義0.75
11高齢者筋力向上トレーニング特論
高齢者筋力向上トレーニング実習
講義
実習
1.5
4.5
12転倒予防特論
転倒予防実習
講義
実習
1.5
1.5
13尿失禁予防特論
尿失禁予防実習
講義
実習
1.5
1.5
14高齢者栄養改善活動特論講義1.5
15口腔機能向上特論
口腔機能向上実習
講義
実習
1.5
1.5
16フレイル・サルコペニア予防特論講義0.75
17認知症予防・共生特論
認知症予防・共生実習
講義
実習
1.5
1.5
18うつ・孤立・閉じこもり予防特論講義0.75

※参考:厚生労働省「介護予防運動指導員養成事業 eラーニングを利用する講習課程」

介護予防運動指導員の修了試験と資格の更新

介護予防運動指導員の修了試験は1時間で、マークシート方式で行われます。難易度はそれほど高くなく、真面目に講義を受けていれば充分合格できると言われています。万が一修了試験が不合格でも、初回の受験日から1年以内であれば再受験が可能です。
また、介護予防運動指導員の資格は3年ごとに更新する必要があります。

介護予防運動指導員の就職先は?

介護予防運動指導員は需要が高く、就職先も多いことが特徴です。主に以下の事業所や施設で活躍できます。

・特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービスなどの介護事業所
・病院やリハビリセンターなどの医療機関
・自治体が運営する地域支援事業
・スポーツセンターやジムなどの民間施設 など

介護予防運動指導員専任の採用は多いですが、介護事業所においては介護職として採用される場合があります。介護予防をケアプランに取り入れている介護事業所は多いため、介護と介護予防の両方に強い職員は需要が高いでしょう。
また、病院やリハビリセンターなどの医療機関、地域包括センターや高齢者福祉センターなどの自治体が運営する地域支援事業でも活躍できます。他にも介護予防目的の運動プログラムを取り入れているスポーツセンターやジムといった民間施設でも需要があります。

介護の資格を持っていない方はまずは介護職員初任者研修!

介護予防運動指導員の研修を受けるには、初任者研修などの資格保有が必須です。現在介護の資格を持っていない方は、まずは入門資格である初任者研修を取ることをおすすめします。初任者研修を受講することで介護の基礎知識や技術が身につけられる上、実務経験2年を経れば介護予防運動指導員の受講要件にもなります。
初任者研修について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)とは?資格の取得方法やメリット、講座の選び方

介護予防運動指導員の取得メリットは?

介護予防運動指導員の資格を取得するメリットは以下の通りです。

・介護予防の知識やスキルが得られる
・需要が高い
・給料アップの可能性がある
・夜勤や残業が少ない

一つずつ詳しく紹介します。

介護予防の知識やスキルが得られる

高齢社会の日本では、今後さらに介護予防の取り組みが重要視されるでしょう。介護事業所や医療機関だけでなく、地域支援事業やスポーツセンターなど、介護予防の取り組みを行う施設は多くあります。また、介護保険法第4条※では、国民一人ひとりが介護予防に努めることが規定されています。
そのため、介護予防運動指導員の資格を取得することで仕事のスキルアップだけでなく、将来の自分や家族の介護予防にも役立つと言えるでしょう。

※介護保険法第4条(国民の努力及び義務)
「国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、その有する能力の維持向上に努めるものとする」と規定されています。

需要が高い

前述した通り、介護予防運動指導員の就職先は多岐に渡ります。介護予防の取り組みを行っている事業所や施設での採用において、資格を持っていることはアピールポイントとなります。また、現在の介護業務にプラスして介護予防の指導ができる立場としてスキルアップすることも可能です。今後、介護予防運動指導員としての就職や転職を視野に入れている方、介護職としてスキルアップしたい方は資格を取ると良いでしょう。

給料アップの可能性がある

事業所や施設によって異なりますが、介護予防運動指導員の資格を持っていることで資格手当が付き、給料がアップする可能性があります。資格手当は月5,000円ほどであることが多く、年収に換算すると約6万円アップします。資格手当の有無や金額は事業所や施設によって異なるため、気になる方は事前に確認しましょう。

夜勤や残業が少ない

介護職に夜勤はつきものですが、介護予防運動指導員は日中に高齢者に運動指導などを行うため、夜勤がないことが特徴です。また、事業所や施設にもよりますが残業もほぼありません。働く上で夜勤や残業の少なさを重視する方は、資格を取って介護予防運動指導員として働くことを視野に入れると良いでしょう。

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介護予防の資格についてお伝えしましたが、資格の種類や受講料、校舎の所在地などはスクールによって異なるため、事前に調べることが重要です。しかし、一つひとつスクールの情報を確認したり、HPや電話で直接問い合わせたりするのは大変ですよね。
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まとめ

介護予防運動指導員の受講要件や就職先、取得メリットなどについて詳しく説明しました。今後、介護予防運動指導員の需要はますます高くなることが予想されます。資格を持っていることで介護予防運動指導員として働けるだけでなく、介護職としてのスキルアップや将来の自分や周りの人の介護予防にも役立ちます。
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