【2025年最新】実務者研修修了者の給与はどれくらいなの?

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介護の実践的な知識・技術を学習する「実務者研修」。この実務者研修を受講する理由として、「給与アップ」が挙げられるのではないでしょうか?これから実務者研修を受講する方は、実務者研修を修了するとどれくらい給与が上がるのか気になっているでしょう。
そこで今回は、実務者研修を修了するメリットと給与への影響について説明します。
実務者研修とは
実務者研修は、2013年度の介護職の資格制度の変更に伴い創設されました。まずは、実務者研修の概要やメリットについてご紹介します。
実務者研修の概要
高齢化が進む日本では、介護職の担い手を増やすこと、そして介護の質の向上が課題となっていました。その中でも、国家資格である介護福祉士の資質を向上させ、社会的な評価を高めることで処遇の改善に繋げていく方針が打ち出されました。
この資質の向上のために、実務経験からは学習できないことを中心に学習する「実務者研修」が創設され、経過期間がありながらも、現在では実務経験ルートから介護福祉士を受験する時には実務者研修の修了が必須となっています。
それでは、実務者研修では具体的にどのような内容を学習するのかをご紹介します。
科目名称 | 時間 |
---|---|
人間の尊重と自立 | 5 |
社会の理解Ⅰ | 5 |
社会の理解Ⅱ | 30 |
介護の基本Ⅰ | 10 |
介護の基本Ⅱ | 20 |
コミュニケーション技術 | 20 |
生活支援技術Ⅰ | 20 |
生活支援技術Ⅱ | 30 |
介護過程Ⅰ | 20 |
介護過程Ⅱ | 25 |
介護過程Ⅲ(スクーリング) | 45 |
発達と老化の理解Ⅰ | 10 |
発達と老化の理解Ⅱ | 20 |
認知症の理解Ⅰ | 10 |
認知症の理解Ⅱ | 20 |
障害の理解Ⅰ | 10 |
障害の理解Ⅱ | 20 |
こころとからだのしくみⅠ | 20 |
こころとからだのしくみⅡ | 60 |
医療的ケア(講義・スクーリング) | 50※ |
合計時間 | 450 |
※医療的ケアは講義50時間とは別に実技演習を修了する必要があります。
引用元:厚生労働省「実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について」
実務者研修修了のメリット
このように、専門的な内容を学習する実務者研修ですが、修了するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
【給与アップ】
給与アップが見込める点が挙げられます。介護事業所では、介護の資格を取得することで支給される「資格手当」を設けていることが多く、資格を取得することで給与アップに繋がるメリットがあります。
具体的な金額は、後ほどご紹介します。
【スキルアップ】
スキルアップできる点もメリットとして挙げられます。実務者研修では、幅広く介護の専門職として必要になる知識・技術を学習しますので、受講することでスキルアップに繋がります。スキルアップすることで、仕事に対する評価や業務内容の幅が広がり、仕事のやりがいにも繋がるでしょう。
【キャリアアップ】
キャリアアップに繋がる点もメリットとして挙げられます。介護職のキャリアアップとして国が定めている流れが、「介護職員初任者研修」→「実務者研修」→「介護福祉士」となっています。前述していますが、国家資格である介護福祉士を実務経験から取得するためには、実務者研修の修了が必須です。そのため、キャリアアップを目指す方にとっては実務者研修を修了するメリットがあります。
また、介護福祉士を取得後は、「生活相談員」の職種や実務経験を積んで「介護支援専門員」の資格などを目指すことができるので、キャリアの幅も広がります。
介護の現場で働く人の給与
ここでは厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」から、資格による給与の違いと勤続年数による給与の違いをご紹介します。
資格別の給与の違い
まずは、取得している資格によって給与にどのような差があるのかをご紹介します。
保有資格 | 平均月収 |
---|---|
介護福祉士 | 331,690円 |
実務者研修 | 302,500円 |
初任者研修 | 302,910円 |
保有資格なし | 270,530円 |
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」
このように、取得している資格によって給与に差が出ています。
勤続年数別の給与の違い
まずは、勤続年数によって給与にどのような差があるのかをご紹介します。
勤続年数 | 平均月収 |
---|---|
勤続1年~1年11ヵ月 | 281,990円 |
勤続2年~2年11ヵ月 | 288,190円 |
勤続3年~3年11ヵ月 | 297,630円 |
勤続4年~4年11ヵ月 | 303,510円 |
勤続5年~9年 | 311,850円 |
勤続10年~ | 346,510円 |
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」
このように勤続年数の増加に伴い、給与が高くなっていることがわかります。資格取得と合わせて、実務経験を積むことで給与が上がる介護事業所が多いようです。
さらなる給与アップを目指すには
ご紹介したように実務者研修修了者は、無資格で働いている方よりも平均給与が高くなっています。さらに給与アップを目指す方は、実務経験を積み介護福祉士の資格取得を目指しましょう。経験・技能のある介護福祉士になることで、2019年10月から実施されている介護職員等特定処遇改善加算による給与アップも影響して更なる給与アップを見込むことができます。
まとめ
これまで説明した通り、実務者研修を修了することで給与アップなどのメリットがあります。いま、実務者研修の受講を迷っている方は、ぜひ実務者研修を受講しましょう。
実務者研修は、全国各地のスクールで開講されていますので、受講費用などを比較して皆さんに合ったスクールを選びましょう。
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この記事の監修者
資格スクールを選べる比較サイト『シカトル』の編集部です。
介護、医療、福祉の資格を中心に、皆さんが知りたい・気になる情報やお役立ち情報をお届けします。