介護福祉士実務者研修

実務者研修の喀痰吸引について

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介護職員が介護施設で喀痰吸引や経管栄養に関するケアを提供する場合には、喀痰吸引等研修を修了しておく必要があります。喀痰吸引、経管栄養は医療行為に該当するため、看護師などの医療職が行っていました。しかし、介護の現場において喀痰吸引等の需要が高まり、法改正によって、医師や看護師の指示の基に、一定の条件を満たした介護職員が実施できるようになっています。

このように、介護職員が喀痰吸引、経管栄養を実施できるようになった背景から、実務者研修では喀痰吸引等について学習します。

この記事では、これから実務者研修を受講する方、喀痰吸引を実施するために喀痰吸引等研修の受講を考えている方向けに喀痰吸引について詳しく説明します。ぜひご一読ください。


喀痰吸引とは?

喀痰吸引とは自力で痰を排出できない利用者に対し、口腔や鼻腔内、気管などに溜まっている痰を吸引器等を使用して体外へ排出させる行為のことです。痰が溜まっている状態は呼吸しにくく、利用者にとっては大きな苦痛です。痰を吸引することで気道が確保され、呼吸の苦しさが緩和されます。また、痰を誤嚥することで肺炎を引き起こすことがあるので、痰の吸引を行うことはとても重要なことなのです。


喀痰吸引等研修について

それでは、喀痰吸引等研修はどのような研修なのでしょうか?
喀痰吸引等研修には、不特定の方に実施する第1号、第2号研修特定の方に実施する第3号研修があります。喀痰吸引等を業務で行うために必要になるのは、喀痰吸引及び経管栄養について、対象となる行為のすべてを行う類型である「第1号研修」になりますので、ここでは第1号研修について説明します。
第1号研修は、更に基本研修実地研修に分かれます。

基本研修

基本研修には座学で学ぶ講義の時間と、演習の時間があります。時間や回数が明確に決められ、講義は50時間演習はそれぞれの行為を決められた実施回数を行います

講義内容

基本研修の講義内容は以下の通りです。

講義内容時間
保険医療制度とチーム医療2時間
安全な療養生活4時間
清潔保持と感染予防2.5時間
健康状態の把握3時間
高齢者及び障害児・者の「喀痰吸引」概論2時間
高齢者及び障害児・者の「喀痰吸引」実施手順解説8時間
高齢者及び障害児・者の「経管栄養」概論10時間
高齢や及び障害児・者の「経管栄養」実施手順解説8時間
合計50時間

演習内容

演習の内容と回数は以下の通りです。

喀痰吸引

  • 口腔内の喀痰吸引(通常手順) 5回以上
  • 鼻腔内の喀痰吸引(通常手順) 5回以上
  • 気管カニューレ内の喀痰吸引(通常手順) 5回以上

経管栄養

  • 胃ろう又は腸ろうによる経管栄養 5回以上
  • 経鼻経管栄養 5回以上

救急蘇生法

  • 1回以上

実地研修

続いて実地研修について説明します。実地研修は原則、所属事業所において行なわれ、内容と回数は以下の通りです。

喀痰吸引

  • 口腔内の喀痰吸引(通常手順) 10回以上
  • 鼻腔内の喀痰吸引(通常手順) 20回以上
  • 気管カニューレ内の喀痰吸引(通常手順) 20回以上

経管栄養

  • 胃ろう又は腸ろうによる経管栄養 20回以上
  • 経鼻経管栄養 20回以上

実務者研修の学習内容

現在、介護の資格制度として定められている実務者研修では、喀痰吸引等の医療的ケアについて学習します。それでは、実務者研修で学習する医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)は、喀痰吸引等研修で学習する内容と何が違うのでしょうか?

実務者研修の医療的ケア(喀痰吸引等)と喀痰吸引等研修との違い

実務者研修で学習する内容は、喀痰吸引等研修の基本研修で学習する内容と同じです。そのため、実務者研修を修了している場合は、喀痰吸引等研修の基本研修は免除になります。
違いとして、実務者研修は喀痰吸引等研修の基本研修と同じ内容になりますので、喀痰吸引等を実際に行うためには、喀痰吸引等研修の実地研修を受けなくてはいけない点が挙げられます。

実務者研修受講のメリット

実務者研修は医療的ケアだけでなく、介護職として必要になる知識、技術全般を学習します。そのため、国家資格である介護福祉士を実務経験から受験するための条件になっています。喀痰吸引等を実施するだけが目的ではなく、介護職としてキャリアアップを目指す方は、まず実務者研修を受講して介護福祉士を取得し、その後に喀痰吸引等研修の実地研修を受講するのが良いでしょう。


実務者研修を受講するには?

実務者研修は資格のスクールや専門学校などで実施されていますので、受講するスクールを探して、受講の申込をする必要があります。

自分に合ったスクールを見つけよう

実務者研修は、実施するスクールによってスケジュールや受講料が異なります。そのため、下記のようなポイントに留意して比較して選ぶのが良いでしょう。

  • スクールの立地条件(時間、移動手段など)
  • 受講費用(受講費用、テキスト代、キャンペーンなど)
  • 受講コース(通信コース、通学コース)
  • 授業の振替制度の有無と料金
  • スクーリングのスケジュール

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まとめ

実務者研修では喀痰吸引・経管栄養などの医療的ケアについて学習します。
これから介護福祉士を目指す方、介護職として働いている方は、この記事をきっかけに、ぜひ実務者研修を受講していただきたいと思います。
皆さんが、実務者研修を受講して、介護福祉士の資格を取得し、介護の現場で活躍されることをお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

介護福祉士実務者研修とは?資格の取得方法やメリット、講座の選び方

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